長期修繕計画

管理会社のお仕着せではなく、
あなたの建物の実情にあった長期修繕計画はありますか?

長期修繕計画は、長期間にわたって建物の維持、管理を実施していくうえで、管理費、修繕積立金が適正かどうか、いつ何の修繕工事をすれば良いのかなど、その判断基準になる大切なツールのひとつです。自分たちの建物の状況を理解し、独自に立てられた計画こそ長期修繕計画と言えるものです。

周期表の策定
劣化状況を勘案し、建物を構成する部材を工種ごとに分けて、いつごろに工事を行ったら良いかを考えます。

修繕周期費用
周期表にのっとり、修繕費用を算出します。

計画修繕費と積立金の対比
計画修繕費累計と積立金累計の関係をグラフにして積立金の過不足の診断をします。

長期修繕計画の必要性
マンションは、生活スタイルや意見の異なる人々が集まって生活する、区分所有者の建物です。そのため建物・設備の共用部分や敷地、付属施設などの維持管理を法律上区分所有者全員の責任で行うことが決められていますしかし、実際の管理運営には複雑な問題があり、維持管理を難しいものとしています。

  • 建物は多くの部材で作られており、その施工の状態や自然環境の違い、居住者の使い方の良否も加わって、傷み方や寿命もまちまちとなり、修繕時期や方法も複雑なものとなっています。
  • 居住者の住まい方、資産に対する考え方や経済力についても様々であるため、大規模な修繕を行うとしても、なかなか合意形成できないことがあります。
  • 維持管理の対象となる共用部分は、居住者にとって直接関係がないように誤解されたり、隅々まで目が届かないこともあって、維持管理がおろそかになりがちです。

こうした結果、目に見える傷みが現れるまで放置され、適切な修繕時期を逃すことになり、結果的に高い修繕費となったり、人身事故につながる恐れさえ出てきます。このような状態が続くとマンション全体がスラム化し、建物の美観や機能の上でも支障をきたし、資産価値の低下につながります。

そのため、建物の10年、20年先を見通し、どのような修繕項目があり、その修繕時期はいつ頃が良いのか、修繕費がいくらかかるのか、1戸あたりどの程度の修繕積立金を積み立てておくのか知っておく必要がありますそのためには、それぞれのマンションに応じた計画が必要となりますが、それが「長期修繕計画」です

【マンション建物維持保全年表】

 

また、「長期修繕計画」の策定は、建設省の管理規約の標準モデルである「標準管理規約」においても、平成9年2月の通達により管理組合の業務として位置付けられ、社会的にも財産価値の維持や快適なマンションライフを送る上でも重要なものとなっています。

当協同組合では、大規模修繕工事の成功につながる管理組合・ビルオーナーの立場に立った適切な長期修繕計画を作成いたします。お気軽にご相談ください。