アスベストについて

『アスベスト』とはどういうものですか?

アスベストとは、「石綿/いしわた」「せきめん」とも呼ばれており、細長い形状の天然鉱物繊維です。アスベストは摩擦に強く、燃えず高温に耐える、細菌や湿気に強いなど特性に非常に優れ、また安価であることから、長年にわたり主に住宅建材に使用されてきました。

 

アスベストは建物のどんな所に使われていますか?

工場や倉庫、ビル・マンションなどには飛散の恐れがある吹付けアスベストが多く使用されてきました。また、屋根や天井、外壁、床材などにもアスベスト建材が使用されている可能性があります。

建物の建築時期とその構造から、アスベストが使用されている可能性について判断することができます。アスベストは、昭和30年頃から50年代にかけて、多くの建物に使用されており、この時期に建設された建物にはアスベストが使用されている可能性があります。

 

アスベストでの疾病の危険性について教えてください

アスベスト粉じんを吸入することにより、肺がんやアスベスト肺者・悪性中皮腫などの健康障害が発生している事から、アスベストが発がん性物質であることが証明されました。また空中に飛散した石綿繊維を肺に吸入すると約20年から40年の潜伏期間を経た後には肺がんや中皮腫の病気を引き起こす確率が高いため、2007年現在では「静かな時限爆弾」などと世間からおそれられています。また、平成17年7月1日より「石綿障害予防規則」が施工され、建物の解体時に石綿等の有無の判定が必要となりました。

いづれは、判定・除去が必要な項目でありますが、早い段階での問題解決をすることにより、居住者・オーナーの不安・健康障害も解消されると思われます。 当組合では、建物に関する適正なアスベスト調査や除去方法をご提案いたします。